外壁杉板貼りのお家の改修方法についてご紹介致します!
板壁は、年月が経つと風合いが出てきますが、
あまり長い間そのままにすると、
反ってしまったり、乾燥して朽ちてしまったりします。
また、壁の中に雨水が入ると、
雨漏りや害虫の棲家になってしまったりする可能性が出てきます。
表面の色が無くなってきたり、油分が減って反りが起こる、
また、パリパリになって脆くなりかけてきていたら、
塗装をして保護をする必要があります。
まず、浮いてしまっている板を釘で打ち直します。
(ただし、かなり劣化が進んでしまっていると、
木材の状態によっては割れてしまう場合もありますので注意です!
そうなっている場合は、張替をおすすめします。)
平らになりました。
次に、作業範囲の窓や床が汚れないように、
マスカー(マスキングテープとポリエチレンシートが合体したもの)
シートなどでカバーして塗装作業の準備をします。
↑マスカー
さていよいよ塗装作業開始です。
木材表面の毛羽立ちや汚れを紙ヤスリで研磨して取り除きます。
この下地調整の作業が大切でここでの作業が、
仕上がりの見た目や、塗料の保護性能の耐久性に影響します。
研磨した後は、汚れをしっかり布などでふき取ります。
表面の汚れが取れたら、下塗りです。
刷毛や短毛のローラーを使用して木材保護塗料を塗っていきます。
下塗り後、2時間以上おいて、軽くペーパー研磨後、上塗りです。
時間を空けて塗り重ねることで、ムラ無くしっかりと木材に塗料が浸透して、
保護効果を発揮してくれます。
塗装完了です。板壁が見違えるように美しくなりました。
ここでは、黒色の保護塗料を使用し、引き締まったクールな印象の建物になりました。
1階の壁などの低く危険ではない場所や小さな規模でしたら、
皆さんでもご自宅をDIY(ご自身で塗装すること)できます。
作業される時は、安全第一でお願いします!
塗料や道具など、わからないことがあれば、お気軽にご相談ください。